笑っちゃうくらいに泣けてくるほどに ただ単純に君が好きです私にはココアはあったかいものであなたは何より愛しいもので永遠にあなたと一緒にいるために幾つの言葉が必要だろう読みかけの本とあなたを置き去りに夜行列車で西へ旅立つ捨てられたこともわから…

マニキュアの薄紅色がきれいです 隣でタバコに火をつける音屈託のない顔で泣く 涙には愛も記憶も嘘も溶けない

一日も二十日も全部失って 褪せたアイラブユーだけ残る指先で歩みを刻む 愛してるよりも確かな音を探して

濡れたくないわけでもなしに掲げてるコウモリ傘で空も見えない

気がつけば桜の季節になりました 夜がくるのが待ち遠しいです愛なんかではないけれど 愛情は触れたらあったかいということ

月の舟 欠けているのが心地よく だからあなたを捨てる日もくる

やみくもに世界を分かつ境界が雨の鼓動を読み上げていく白肌に銀のフォークを握りしめ 冷えた陶器のいちごを映す

さよならが かすれて消えた帰り道 思い直してまた会いましょう愛してる愛してないを繰り返し 今もあなたを愛しています

彼方へ 痛みを忘れて 彼方へ 雨を忘れて傘も忘れて

あたたかな闇と毛布にくるまれて エンドロールに君とみる夢